[新機能] Aurora Global Database で複数のリージョンにレプリケーションが作成可能になりました
こんにちは、菊池です。
今日もアップデートが止まりません。今回紹介する新機能はこちら。
Aurora Global Database Supports Multiple Secondary Regions
Aurora Global Database は、高速で性能への影響を最小限にDR環境を構築可能なAuroraのレプリケーション機能です。RPOが5秒、RTOが1分のDBクラスタを構築で、Aurora独自のストレージにより実現されています。
この、Aurora Global Databaseですが、従来は1つのプライマリリージョンと1つのセカンダリリージョンで構成されていましたが、今回のアップデートにより、複数のセカンダリリージョンで作成が可能になりました。
Aurora Global Databaseについて詳しくはこちら。
re:Growth 2018でAurora Global Databaseの使い所を話してきました #reinvent #cmregrowth
やってみた
Aurora Global Databaseは、Auroraの以下のエンジンバージョンで利用可能です。
- Aurora(MySQL 5.6)- 1.22
- Aurora(MySQL 5.7)- 2.07
今回は1.22.0で試します。
まずは最初のAurora クラスタを東京リージョンに起動します。
クラスタの起動が完了したら、[リージョンの追加] を選択。
任意のグローバル識別子を決めて、追加のリージョンを選択します。ここではシンガポールリージョンを選びました。
1つ目のセカンダリリージョンができました。さらにリージョンの追加を行います。
2つ目のセカンダリリージョンには、オレゴンを選択しました。
しばらくすると、全てのセカンダリリージョンが利用可能になりました。1つのプライマリリージョンと、2つのセカンダリリージョンで構成されていることがわかります。
まとめ
先に紹介されていますが、Aurora(MySQL 5.7)のエンジンで Global Databaseがサポートされ、同時に複数のセカンダリリージョンでの展開も可能になりました。複数のDRサイトの構築や、複数リージョンでのリードレプリカとしての運用が可能になります。
グローバル展開するサービスのDBとして非常に強力な機能と言えるでしょう。